採算度外視広告の狙い撃ち

売上の一部を還元する普通の広告
今回はちょっと難しい話になるかも?
さて、一般的に企業が儲けるためには、以下の図のような感覚で商品値段を決定することになる。例えば、2000円の服を売った場合、作るのに1200円、アフィ報酬に300円払ったとすると、1着当たり500円の利益が出ることになる。そのまんまですね。
商品代金の振り分け図
単純な利益を考慮しない、知名度アップや集客用の広告
スーパーマーケットでは、集客用に仕入れ値以下で販売する「宣伝用の商品」を用意することは珍しくない。また、電気屋などが新規開店すると、テレビ一台1万円、先着10名様なんてのも普通にある。
実際のビジネスでは、宣伝になるなら毎回利益を上げる必要はないというのはもはや常識といっていいだろう。
スーパーマーケットにおける戦術
ネットショップでは初回のお客様獲得が強力な武器になる
アマゾンや楽天など、ほとんどのネットショップでは、一度住所などを入力すると、二回目以降は入力の必要がないケースが多い。利用者もそのことを理解しているため、新しい店よりも同じ店を利用する傾向がある。つまり、店側から見ると、「一回目の買い物」は喉から手が出るほど欲しい訳だ。初回のお客様限定などで、採算度外視の商品を見る機会が多いことからも、それが分かると思う。
セブンイレブンのアフィリエイト
3個売れば1500円、100個売れば50000円の報酬を、通常の報酬とは別に用意する訳だから、アマゾンなどのアフィリエイトとは報酬のケタが違うのが分かる。完全にバブル広告だ。アマゾンなどに対抗するために行なっているイベントだと思うが、大企業が本気でアマゾンに対抗しようとすると、ここまで費用を用意するのかと驚かされる。
この広告はリンクシェアで2011年10月現在も利用できる。当然筆者もかなりの箇所をセブンイレブン広告に切り替えた。
大企業の広告が中心のリンクシェアは、こういった採算度外視の広告が時折姿を表す。こういったイベントを逃すことなく利益に結びつけるのも、我々アフィリエイトをする者にとっては重要なことだ。
こつこつチェック、こつこつ広告張替え、何度も言うように、アフィリエイトで利益を上げるのに近道はない。
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