業界再編と激変時のバブル広告

アフィリエイト界の再編
御存知の通り、2010年5月にトラフィックゲートとリンクシェアが合併した。合併理由はリンクシェア公式発表によると以下のとおりだ。
EC市場の堅調な伸長に合わせアフィリエイト市場の拡大が今後も予想される一方で、同市場における競争環境は激化しており、顧客(広告主、アフィリエイト・パートナー)はより効果的でネットワーク規模の大きいサービスを選択する傾向が顕著になっています。このような・・・・長いので省略
難しい言葉で長々と書いてあるが、要するに「アフィする人も広告主も大きいところでしかやらないから、合併します」ということだ。我々アフィリエイトをする人間も、いつ倒産するか分からない会社の広告を貼るのはリスクが高いし、自然な成り行きと言える。今後のアフィリエイト業界は、さらなる激動期を迎えることになるだろう。以下は2010年現在のアフィリエイト会社の勢力図。
業界勢力図(2010年現在)
最大手になっても新機能追加などで攻撃の手を緩めないA8、
バブリーな広告を用意し、追撃体制のリンクシェア・トラフィックゲート連合、
独自のNTT関連プログラムでのんびりやってるマイアフィリエイト、
最近一気に頑張り始めたバリューコマース、
現在のアフィリエイトは、これら四つを抑えておけば十分と言えるだろう。
最後の勢力「インチキ会社」は、不払いや踏み倒しなどの前科がある会社達だ。
当然このような会社でアフィリエイトをする意味はない。
リンクシェア・トラフィックゲート連合の攻勢
NTTのマイアフィリエイトが参戦してきた時、バナーを貼るだけで2000円広告など常識では考えられない広告が登場した。アフィリエイト業界で変動があると、必ずこういった現象が起こるのも、この業界の特徴だ。
リンクシェアは現在、新規会員獲得の強化を測っており、アフィリエイトを始めるだけで500円という企画を行っている。リンクシェアの最低支払額は1円からなので、当然参加者は何一つ売ることができない人でも、500円受け取ることになる。他にも報酬に二倍の企画なども行っており、競合他社もこれに対抗して何か動きを見せる可能性が高い。
追記:リンクシェアの500円プレゼントは現在終了している
アフィリエイト会社同士の競争は熾烈さを増し、今後も2000円バナーのようなバブル広告は増えることだろう。広告を常にチェックしておく真面目さはもちろん、A8をはじめ、リンクシェアやトラフィックゲートなど、多くの会社をカバーするという努力も必要になる。
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