変わっていくアフィリエイト業界 後編

激動の2008年、A8・トラフィックゲート・ジャネットの逆襲

マイアフィの登場で一気に勢力図が変わるかと言えば勿論そんなことはなく、各アフィリエイト会社も反撃に出た。まずは最低支払額の変更。ほとんどの会社が1000円に変更するなど大きな動きが見られた。

エーハチとバリュコマ

大きく分けると上記のように3分類できる。

まずは広告報酬の大幅なアップを行ったトラフィックゲートとジャネット。特にクリック報酬は前代未聞の高額広告を数多くそろえ始めた。1クリック10円を超えるものまである。

A8は初心者向けのキャンペーンを随時行うようになり、始めたばかりの人ほぼ全員が1,000円程度は容易に稼げるようにし始めた。ブログ記事を決まったお題で書けば500円といった広告を充実させたり、コツコツ頑張る人には必ず入金まで至るよう配慮しているのが分かる。トラフィックゲート・ジャネット・A8は典型的な逆襲組と言えるだろう。

余裕組のリンクシェア

また、リンクシェアは元々「最低支払1円から」「振込手数料無料」などをやっている上、デルという最強の独占広告を持っているため、相変わらずの強さを誇る。そのため余裕と分類した。もともと最大限の条件で運営していたリンクシェアは一番誠実だと言える。

エーハチとバリュコマ

元々は三井物産のリンクシェア。 その圧倒的営業力により強力な広告主を豊富に取り揃える。

これからも成長を続けるアフィリエイト業界

今この記事を書いているのは2009年1月、不況に突入したまさにその時だが、アフィリエイト業界にいたっては今後も堅調だと予想する。

効果が曖昧なテレビCMを引き上げるメーカーが多い中、インターネット広告はついに雑誌を抜き、分野別広告費第二位にまで躍り出た。企業の広告費が減り続ける中、インターネット広告は軒並み増え続けているのである。最近の高額広告の激増は、資金がインターネット広告に集中しているのも大きな理由だろう。

よくある質問への回答 ~どのアフィリエイト会社が一番儲かりますか?~

お問い合わせフォームから「どのアフィリエイト会社が一番儲かりますか?」という質問をよく頂くが、この質問は間違いである。広告選択はサイトのジャンルにより向き不向きがあるため一概には言えないのだ。ただ、質問に答えない理由も無いため回答させていただくと以下の通りである。順位は複数のサイトの累計額、集計期間は2009年1月~10月だ。

1. リンクシェア
2. A8
3. マイアフィリエイト

リンクシェアの収入が他の会社より大きくなるのは、ある程度の規模のサイトを運営する人ならみんな同じだと思う。とは言え1位~3位まではそれ以下を圧倒的に突き放しているため、どれを使うか、という考えではだめだ。会社で考えるのではなく、サイトにあった広告を選び、確実に売上アップを目指して欲しい。

マイアフィリエイトは広告数が少ないため、上位には入らない。しかしそれぞれ個別のプログラムには魅力的なものが多く、利用価値は十分にあるだろう。一方ジャネットなどはバブリーな広告も姿を消し、アマゾンは相変わらずの数%という厳しい報酬体系だ。そういう点からもリンクシェアやA8が、継続的にバブリーな広告を用意している凄さが分かる。

A8、リンクシェア、マイアフィリエイト、この三枚看板の同時運用が、現段階で考えられる一番の戦術と言える。

リンクシェア A8.net